【プログラム報告】新潟トークベースvol.9 ~ 社会にある多元的な価値を認め合っていくためには?

新潟トークベース
物語りと対話の時間

今回のスピーカーは、新潟NPO協会の代表理事である
石本さんにお越しいただき、8人の参加者のみなさんと
「多元的な価値」テーマに対話を深めていきました。



5名の新しい参加者のみなさんにも、勉強会とは違うトークベースでの物語りの意味や、
対話を深める手法、過ごし方など、ていねいに共有していきました。



石本さんのお話は、大学時代からはじまって、
現在のお仕事に至る問題意識や原点についてのお話がとても印象に残りました。

この社会に存在するものは、経済合理性だけではなく、
数値化できない価値や今はまだ見えていない価値などがあり、
これらの多元的な価値をどうやってすり合わせていくか?

社会課題を市場化することも大切なことだけど、
それだけでいいのだろうか?といった問いが投げかけられました。


お話の後、まずは2人組でぺちゃくちゃタイム。

・そもそも知らないことには、認め合うこともできないよね
・本当に難しいな~
・感覚的には認知できるけど、言語化されていない
 内在されている価値はどうすれば受け取れるのか?
・言語化されないと気持ちが悪い…という人もいる
・今認められている価値は、全体の中の一部分だけ
・人によってかけている眼鏡が違って見えているものが違う
・たとえそこに存在していても、興味のないものは目に入ってすらこない

などなど、さまざまなとらえ方、意見があがってきました。


その後全員での対話を行い、最後に石本さんからトークベースでの対話を通して

 価値のとらえ方は、アートと同じ
 わかる人もいれば、わからない人もいる

という気づきが得られたというお話がありました。


今回のトークベース、
最後のチェックアウトで印象に残ったことがあります。

それは、このような場にあまりこれまで参加したことのなかった方から

 対話には、ひとつの正解がない
 それぞれにとっての納得解がある

という事前の話が、この場で対話をすることを楽にしてくれたというもの。

このような人が集まる場ではどうしても

・正解を言わなければならない
・間違ってはいけない

といったプレッシャーがかかるものです。

 こうやって人の物語りに触れながら、
 みんなで対話をしているのは、なんのためなのか?

あらためてこの目的をしっかり握っておくことの大切さを感じた発言でした。
勇気をもってご参加いただき、本当にありがとうございます!

そのような姿勢やあり方、態度が、今回の場にも大きな影響を与え、
全員で深い対話の場をつくることにつながったと思います!


さて、次回は、2/19(水)スピーカーは長澤さん、
テーマは、「あなたは本当の自分を生きていますか?」です。
https://www.facebook.com/events/495403044668222/

ぜひ足を運んでくださいね~!


担当:遠藤あき


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