【研修報告】清水建設株式会社の企業研修実施しました

昨年実施のお手伝いをさせていただいた
清水建設さんの研修動画が出来上がったので共有させていただきます。

https://www.youtube.com/watch?v=9v1UDPyGFUg


この新入社員研修の目的は
・環境問題(SDGs)が自分事になる
・森のことを知る、理解する、学ぶ、感じる
・仲間とのコミュニケーションを図る

です。

環境教育を行っていて思うことは、本当の意味で自然のこと環境のことを大切だと思えるような経験がないと、どれだけ座学で勉強だけをしたとしても問題が自分事化していかないということです。

だから、森の中に入り、森を感じ、森の魅力に触れ、そこで過ごす時間の心地よさを受け取り、森の恵みを活かす経験をすることで、「あまり触れたことなかったけど、森って好きかも」と少しでも思えるようになったら、きっとその後の行動に少なからず変化が生まれてくる、そう信じています。

この研修が実現するまでは紆余曲折ありましたが。
こういった研修を実現していただき、清水建設さんには本当に感謝です。



大まかに実施した内容としては

・オリエンテーション
(たき火を囲んでマイムマイム、自己紹介など)

・自分で木を拾い火起こし&マイ焚き火でホットサンド昼食@森

・午後はフリーチョイス
(木の伐採&馬での搬出 / 森林リラックスウォーク&山頂登山 / 木を削ってバターナイフ作り)

・クロージング(ふりかえり)


この研修で参加者に大切にしてほしいと伝えたこととしては
3つのT(体験から学ぶ、楽しく学ぶ、互いに学ぶ)でした。
そして、自分で考えて、自分で判断して、自分で行動する!!
ということを大切にしてほしいと伝えました。

コロナ禍の中
これが必要だ、これが良いらしい、これが大切だと
「誰かから」思わされ
自分で何も考えず行動しているのではないか!?
本当に今自分が必要だと思うものを、自分の意思で判断して、行動すること。
これを大切にして欲しい。と。

私たちは、いつも誰かの
「正しさ」を押し付けられながら生きていて
その「正しさ」も、誰が決めたのかもわからない。
そんな不確かなものに苦しめられていたりします。
だからこそ、少なくとも今日は、自分の意思を大切にしてほしい。と。


今回の研修には、「うまや七福」さんファミリーが馬を連れてきてくれました。
3歳の子どもも、中学生の子どももいて、馬もいて、楽器もあって、たき火もある。
そんな、およそ研修というイメージからはかけ離れている場で、最初は驚いたし戸惑ったと思います。
でも、多様性が許容されることが環境問題においても、SDGsにおいても大切ですよね。研修だから、スーツを着て、大人しかいない研修ルームで実施する。
そういった枠を取っ払った時に、何が見えてくるのか?

新入社員のみなさんは
本当にいい顔をしていました。
ワクワクして、笑って会話して、いい表情をしていて
誰かの期待に応える為に発言をするのではなく
しっかりと自分の言葉で語っていました。

この表情や言葉はぜひ、動画で見てみてください。


今回の研修は
清水建設さんと森林文化アカデミーの事業で
morinosが調整と実施を
そして、外部講師として
「うまや七福」が馬搬を
「つなラボ」が森林リラックスウォークを実施させていただきました。



こういった多様な主体が活躍し、シナジーが起きることで
いい場が生まれる。
他者と共に場を持つことで、自分の枠を超える
その実施者側の挑戦が、いい場を作る。
そんなことを改めて感じました。
実施者である私自身が本当に今回の研修で学びが多かったように感じます。


改めて、良い時間だったな~
と思い返すと、じんわりします。


小原けにー


コメント