【研修報告】みらいずworksアウトドア研修

6月4日に
NPO法人みらいずworksさんの
ネイチャーダイアログ（アウトドア研修）を実施しました。

今年で5年目
年に１～２度継続的に研修で関わらせていただいています。

組織において、日常の中で扱いきれない部分として、互いを能力や発揮される価値で認め合うのではなく、1人の人間として互いの存在を認め合うような場になっています。
組織や一人ひとりの今を見つめたり、組織の存在目的に向き合ったり、一人ひとりの想いや願いを共有しあったり、そんな本質的なところに向き合うことをずっとご一緒させてもらっています。
このこと自体が本当に尊いし、ありがたいことだな～と今回の研修の時間を通して強く感じました。

この研修
前回はシャワークライミング
前々回は森の中
その前は、、、と言った感じで
毎回場所を変え、様々な自然からの刺激やメッセージを受けとり
それにより対話する内容にも変化が生まれながら、場を深めています。

今回の研修の中で1つキーワードになっていたのが「じっくり」
研修自体も、決して効率的ではなく、じっくりと場が育まれて行き、頭だけでなく心や肚からも徐々に声があがってくる、その人の内なる声が場にでてじっくりと場が育まれて行く、そんな豊かな時間でした。

この研修の目的としては
・全体性を取り戻す＆大切にする時間
・身体感覚の伴った、自然の中での共通体験
・今一人ひとりが大切だと思うものを出し合い、そこに全員で向き合うこと
を置いています。

今回の研修場所は
阿賀町の阿賀野川のほとり
タンデムのカヌーで阿賀野川を冒険し
火を囲みながらチームについて向き合い
互いに率直に語り合う時間でした。

１日時間を取ってもらっているのですが
なぜかいつも気がつくと夕方になっています。。。

当日はこんなスケジュールでした。

■オリエンテーション＆チェックイン
■カヌータイム
■焚き火お昼
■対話の時間
■チェックアウト

集合したらまずはアイスブレイクからスタート
声を出したり、動いたり、体を使ってまずは場に馴染んできます。

それからオリエンテーション。
それほど多くのことは話さず、テーマと過ごし方のご案内と
そのきっかけになる情報を少しだけ。

今回のテーマは
役割を降りた「個」
そして、頭、心、身体を伴った「全体性」でした。

チェックインは
今自分の中にどんなものがあるのか、頭から身体まで自分に意識を向けてのチェックインでした。
お互い、いろんなものを感じながら、想いながら、抱えながら今ここにいることを確認しあいました。

そして、カヌーへ
まずはカヌーの操作になれる為にこぎます。

少しカヌーに慣れてきたら、競争したり、柱の間を冒険したり、水に手をつけてまったりしたり、船の上で語り合ったり、のんびりしたり、声を出したり。
気づけばみんなそれぞれにこの時間を素になって楽しんでいました。

カヌーの後は、たき火を囲みながら
近くのお弁当屋さんのお弁当をいただきます。
ご飯を食べた後は
いつも通り、皆さん楽しそうにマシュマロを焼いて楽しんでいました。

午後の時間は
まずは午前中を過ごしそれぞれ今どんなことを感じているのかを共有するところからはじめました。
そして、今日話したいことを、そして話しておきたいことを
組織として、そして個人として
得意なコト、苦手なコト、
本質的な願い、役割からのやらねばならないこと
現実の世界、願う未来
などなど、行ったり来たりしながら徐々に場が深まっていき、その人の奥底からくる心の声が場に出てくるようになりました。
時間が許せば、いつまでも話してられそうな、そんな豊かな時間でした。

最後のチェックアウトも
みんな素直な気持ちで、言葉を丁寧に紡いでいました。
気づけば時間がいつも通りちょっとオーバーしてしまってました。

思ったことを素直に口に出せるっていいですよね。
それを自然は後押ししてくれるな～と、いつも思います。

みらいずworksさんと初めて関わらせてもらった時から
組織体制もメンバーもずいぶん変わっているけれど、相変わらずこういった人間らしさを大切にする風土があるからこそ、子ども達と作り出す場もステキになっていくんだろうな～と思いました。
教育って、正解不正解、効率非効率、だけではないですもんね。
それを自分達自身も大切にしながら進んでいっているのが本当にステキだな～って思います。

今回もご一緒させていただいて
本当にありがとうございました。

ちなみに、今回の研修場所は阿賀町
奥阿賀カヤックの豊島さんの協力を得ながら実施させていただきました。

夏にはこの場所で一般向けにリトリートも実施します。
よければ、下のお知らせ欄からチェックして下さい。

最後に、少しお知らせです。