【コラム】問題が生まれる背景② ~ 主体性のないグループ

\問題が生まれる背景② ~ 主体性のないグループ/

社会の変化と共に、組織のあり方や働き方に変化が訪れていると感じている人が増えています。この様な変化をふまえ、つなラボでは頭だけでなく体を使った体験や自然の中での活動を取り入れるなど、これからの時代に必要な研修を提供していますが、そもそもチームの中にこのような問題が生まれてしまうのはなぜでしょうか?

□既存事業は先細りだが、新規事業の開発は進まない
□部門の壁、世代の壁があり、連携がとれていない
□言いたいことがあっても空気を読んで様子見している
□主体性がなく、やらされ感や閉塞感がある
□それぞれがんばってはいるが、方向性がバラバラ
□組織を変革し新しいチームになりたいが、何から始めればいいのかわからない


\問題が生まれる背景② ~ 主体性のないグループ/

組織には成長段階があり、ほとんどの組織は「グループ期」であると言われています。単なる人の集まりである「グループ」から、まとまりのある「チーム」へと変化していくことが、つなラボが考える組織の成長です。どんなに外部環境の変化が激しくてもチームとなった組織は、しなやかに変化に対応し成長していくことができます。なぜでしょうか? それはメンバーひとり一人が仕事を自分事としてとらえ、状況の変化に合わせて主体的に行動しているからです。これに対しグループ段階のメンバーにとって仕事は他人事であり、リーダーの指示がなく主体的に行動することは多くありません。グループ段階では、社長などごく一部の人にとってしか仕事は自分事ではないのです。変化の激しい社会において、一部のリーダーの知識や力だけで組織をけん引していくことは難しくなってきています。メンバーひとり一人が個性を発揮して主体的に行動をおこすことで、多様な視点や価値観が混ざり合い、変化にしなやかに対応することができるようになるのです。ではどうすれば「グループ」は「チーム」に変わることができるのでしょうか? 自ら考えて行動していく主体性は育まれるのでしょうか? そのポイントは組織の中の「関係の質」をあげることにあります。


次回「組織の成功循環モデルとアクティビティの関係」につづく…


つなラボHP:https://wens.gr.jp/niigata/

コメント