【プログラム報告】アドベンチャー・ダイアログ

 


2020年8月23日(日)
昨年度に続いて第2回目のアドベンチャー・ダイアログ。

五頭の普通は入ることのない沢を全身ずぶぬれで遡り、
終了後に対話をすることを組み合わせた、つなラボ一押しのプログラムです。

企業研修で実施していくめどがたちましたので、
今後は積極的にご案内していきたいプログラムです!


渓流の醍醐味のひとつは、飛び込みですよね!
かなり落差があり、水量も激しい滝からのダイブは
「コワかった…」という人も多いチャレンジになりました。


時系列でご紹介していくと、まずは
ヘルメット、ライフジャケット、軍手、長袖長ズボンの完全装備で入渓。


お天気もよく最高の状態で徐々に遡っていきます。いい笑顔!


今日1番の難所です。倒木も活用しながらなんとか突破していきます!


登り切ったらちょっと一息♪ ピンボケがおしい!


こんなところや


こんなところも

折り返し地点で集合写真!


今年は去年より水量も多めだったので、
天然のウォータースライダーも楽しめました!



そして飛び込み。やっぱり3m以上ある滝つぼに飛び込むのは
見ているのとその場に立つのでは、全然感覚が違うもの。

飛ぶか?飛ばないか? それは参加者個人の選択に任せされていましたが
結果、11人の参加者全員が飛び込みました!


アドベンチャーの後は、ダイアログ=対話の時間です。

自然ガイドの仕事をしてきた私たちは、沢登りというアドベンチャーが
人の体だけでなく、心や感覚にも大きな影響を与えることを感じてきました。

ただ楽しいだけでなく、このアドベンチャー後の時間をうまく活用することはできないか?
個人の成長や変容、進化といったものにつなげることはできないか?

アドベンチャー・ダイアログで目指したのは、この点にあります。


今回の沢登りは多くの人にとって、今まで慣れ親しんだ快適な領域
コンフォートゾーンから一歩踏み出す体験です。


「経験と教育」という本を書いたジョン・デューイは、
このコンフォートゾーン=古い習慣から逸脱するには、
「衝動」が鍵になると記していますが、慣れ親しんだ日常の中で
この「衝動」を感じることは簡単ではありません。


なぜなら「衝動」は、人の奥深くにあるから。
そしてそれは目に見ることも、言葉にすることもできない
ある種のエネルギーや直感的なものだからです。

日常の私たちは目に見える表層の現実レベルを中心に
仕事をしたり、生活をしています。

とくに仕事ということになると、感情を出すことはおろか
感じることさえも難しいという人が多いのではないでしょうか?
この状態ではさらにその奥にある「衝動」に触れることは難しいでしょう。

しかし、コロナも加わりますます予測不可能な世界になる中で
私たちはどこかでこの衝動を感じ、変化や変容の必要を感じているように思います。

その方向性や進む道は人それぞれですが、
アドベンチャー・ダイアログは、まさに非日常の自然の中で
この衝動レベルの現実を感じとりながら、新しい自分を見出していく

そんなことをテーマにした挑戦です。


対話をしている参加者の方の表情から
アドベンチャー・ダイアログの意味や価値を少し感じていただけるかもしれません。


つなラボでは、今回のアドベンチャー・ダイアログを
企業のみなさんに提供していきたいと思っています。

先行き不透明な中でイノベーションを求められる職場。
この状況を切り開くのは、どこか外からの情報や優れたリーダーではありません。

その仕事の現場に立つ私たち一人一人の中にある衝動こそ
この状況を切り開く源泉となるのです。

みなさまの新しい道をともに模索していきたいと思っています。
ご興味ある方はまずはつなラボまで、お問合せください!


遠藤あき

















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