【研修報告】社会人になる前のコミュニケーション研修 (専門学校)

みなさん、学生から社会に出る前にコミュニケーションに関する研修や授業を受けたことがありますか?

そんなもの受けたことないという人が多いと思いますが、実際コミュニケーションが問題がとなって会社をやめたり転職したりすることは多いもの。そんな現状もよくご存じの専門学校の先生からのご依頼で、今回はこれから社会に出て行く専門学校の生徒さんを対象にコミュニケーションに特化した研修を行いました。 

何事もそうかもしれませんが、特にコミュニケーションについては、体験から学ぶということが大事ですよね。やったことがある人もいるかもしれませんが、まったく相手が見えない状況で相手に物事を伝えるトレーニングや、目隠し状態での課題解決コミュニケーション、実際に就職した先で考えられる事例を取り上げたシミュレーション実習など、様々なワークを行いました。

最後に行ったのは、全員で協力しながら課題解決を目指す体を使ったワーク。今日1日でコミュニケーションについて学びきることも、実践することなく身につくこともないことはわかった上で、就職してから困ったときにふと相談できる仲間がいることはとても大事なことだと思っています。具体的に学んだことはもちろんですが、専門学校の先生方も含めて皆を応援しているということを体感できる機会そのものが大切だと感じた1日でした。


最後に記入してくれたふりかえりの用紙を見ながら、生徒さん一人一人がそれぞれに学びを深めてくれたことがわかりました。コミュニケーションに関する学びにゴールはありません。これからも継続して学びを深めていってほしいと思いました。

また、終了後に専門学校の先生との打ち合わせで、今回は専門職になる生徒さんの研修でしたが、それ以外の分野を学んでいる生徒さんにも、就職する前のコミュニケーション研修を実施することが決まりました。せっかく学んだ技術や知識も、コミュニケーションの問題で発揮できないのは残念なことです。できれば自分も就職する前にそんな研修を受けてみたかったなと思える、彼らの実態に合った研修を今後もしっかり考えながら実施していきたいと思います。


遠藤あき

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