【研修報告】みらいずworksアウトドア研修

 みらいずworksさんの社内研修を実施しました。
今年で関わらせてもらい始めて、4年目になります。

毎年1~2回程度関わらせていただき
自然体験と話しあいの時間をもっています。

みらいずworksさんは
教育団体ということもあり、組織というものに対する理解も深いですし、そこに意識を強く向けています。
また、互いの関係性も悪くないと思いますが、それでも日々の忙しい毎日の中で、丁寧にコミュニケーションを取るのが難しくなり、どこか上手くいかないような、物足りないような、歯車が少しずれてくるような感覚があるのだと思います。

そこへ、定期的な関係性のメンテナンスと互いの存在目的を確認しあい、組織の向かう方向を確認しあうような場として、ご一緒させていただいています。

こういった内容の研修の場合は、自然との相性がとてもいいですね。
いつもの思考的なコミュニケーションから、感情や衝動も含めたコミュニケーションへ自然と促してくれます。
いつもの会議室ではなかなかでてこないような、ひとり一人が1人の人間として関わり合うことで、予期せぬ方向へ話が進む面白さも生まれたりします。
自然も人も常に変化しているもの、それを止めようとするから滞りが生まれたりするんですよね。





今回の研修は
阿賀町の阿賀野川でのカヌー体験と
その流れを感じながら、今自分の中に出てきていることをたき火を囲みながら
互いに率直に語り合う時間でした。

1日しっかりと時間を取ってもらったんですが
なぜかいつも気づくと夕方になってしまいます。。。

当日はこんなスケジュールでした。

■あそび
■オリエンテーション&チェックイン
■カヌー体験
■焚き火お昼
■話し合いの時間
■チェックアウト

まずは新潟市からの移動で少し疲れもあるので
到着したら少し休憩してもらい
本格的に始める前に、少し体を動かしつつ遊びます。
身体が動くと、心が動きますよね~
今回はカヌー小屋のご主人の豊島さんと初めましてなので
そのアイスブレイクも兼ねていました。



オリエンテーションは
それほど多くのことは話さず、テーマと過ごし方のご案内と
そのきっかけになる情報を少しだけ。

チェックインは
お互い、いろんなものを抱えながら今ここにいることを確認しあいました。
なかなかにボリュームのあるチェックインでしたね。
でも、この時間を取るのと取らないのでは、体験の時間の没頭具合が全然違うと思っています。

そして、念願のカヌーへ
初めての人が2人、その他は経験者。
でも、こんな広くて大きな場所で漕いだことはないということで
皆さん本当に感動して、楽しんでいました。
競争したり、声を出したり、狭い所を探検してみたり
童心にかえって遊ぶ時間でした。
私はというと、キセキレイの幼鳥が目の前でみられて大満足でした。







お昼は、街のパン屋さんで買ってきたパンを
焚き火であぶったりしながら楽しくいただきました。
モルックも登場して、初モルックを楽しんだりして、笑いの絶えないお昼ごはんでした





午後の時間は
まずは、午前中を過ごして今どんな気持ちでいるのか
そして、どんなことを今この場所でこのメンバーで話したいのか
その辺りをシェアしながら、場を進めていきました。

午前中のカヌー体験が
「川の流れに流される、あらがう」
「1つの船を二人でこぐ」というような
組織にも関わってくるメタファーとして活かされていて
対話の時間を豊かにしてくれました。



今回は、事前にどんなことを話したいかを話し合って持ってきてくれていたのですが
それを全部手放して、今話したい事を互いに話すことで、その場から生まれる物を大切に場を進めていきました。

これはみらいずさんだからできることですが
ひとたび火が付き始めたら、途中からは自分達は後ろから見守るだけでした。
時間が許せば、いつまでも話してられそうな、そんないい空気がメンバーの中にあふれていました。





チェックアウトは
一日共にした川を眺めながらのチェックアウトでした。



みんな素直な気持ちで、言葉を丁寧に紡いでいました。
思ったことを素直に口に出せるっていいですよね。
それを自然は後押ししてくれるな~と、今回改めて感じました。

そんなこんなであっという間に夕方に。
楽しくも充実した研修は終了しました。

今回の研修で
何が達成できたのか?何が決まったのか?何がかたち作られたのか?
それはすぐに答えはでないかもしれません。
そんなので企業の研修がいいのか?と思われるかもしれませんが、
そういった事を受け入れていけるかどうかで、組織としてのあり方が問われているのではないかと思っています。

少なくとも、今回の時間を仲間と共に過ごすことで
互いの心の中に育まれるものが確かにあったと信じています。
そして、その育まれたものが、その先の何かにつながっていくと信じています。



いつも場を共にしてくれるみらいずworksの皆さんと
今回場をしつらえてくれた豊島さんに感謝。

本当にありがとうございましたm(_ _)m


小原けにー

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