【研修報告】新潟市役所新任職員研修「協働の為のコミュニケーション」

梅雨らしく
雨がぱらつく日が多くなってきましたね。

野外での活動をしていると、梅雨時期は天気予報とにらめっこをしながら、頭を悩ませることが多いです。。
でも、今週は室内でのプログラムが多い週でした。

先日は、新潟市役所での新任職員向けの研修を実施しました。
テーマは「協働の為のコミュニケーション」



つなラボとして活動を始めてから、本当に多様な人達と一緒に仕事をさせてもらう機会が増えました。1度きりの人もいれば、長い間関係が続く人もいます。
その中で感じることは、一緒にやっていることの安心感と適度な緊張感がある相手とは活動が上手くいくということです。
そんな自分の経験もふまえて、今回の研修を設計しました。

月曜日の午後の半日の4時間を
ニコットの小倉壮平さんと共に担当させてもらいました。
参加する職員は90人以上。
部屋もそれほど広くなく、動く活動が制限される状況でした。



研修の最初は大人数なのもあり、緊張感のあったみなさんの表情も、最後の方はワークをストップするのが心苦しいくらい熱量上げてコミュニケーションを取っていました。

今回の研修の中では

・協働の言葉の確認

・協働に必要な3要素

・協働が必要な社会背景

・組織の成功循環モデル

・価値観について

・コミュニケーションの質の違い

・心理的安全性や関係の固定化

・協働の事例紹介(小倉)

などの情報を提供し
ゲームやワークを実施し体験から学ぶ形式にしました。





その日初めて一緒に活動するチームメンバーが、最初と最後でどう変化しているのか、一緒に活動する仲間と関係性をどう作っていったらいいのか、そんなことを考え、そして学ぶ時間でした。

みなさん楽しそうに、そして真剣に
コミュニケーションを取っていました。



4時間と言う長丁場を、集中して前向きに活動してくれて、しかもしっかり自分なりの言葉で学びを持ち帰ってくれている皆さんに、大きな希望を抱きました。

これからの社会は、より行政と民間の関係性が大切になってくると思っています。
そして、業務委託という縦の関係ではなく、協働と言う横の関係が大事になると思います。
官民協働や官民一体、連携やコラボなど、様々な場面で言葉としては使われています。
ただ実際はそうなっていない場面を見かけることが多いように感じます。

本当の意味で協働的に活動する為には
それぞれがコミュニケーションにおいて意識して努力する必要があり、協働というシステムを互いに理解している必要があるのではないかと思っています。

行政のみなさんの丁寧なコミュニケーションによって生まれる協働に期待して、今回はこの場に参加させてもらいました。
これからみなさんが戻る現場が、その力を最大限発揮できるような場所であって欲しいと思います。



今回は、このような機会をいただき
ありがとうございました。

小原けにー

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