【プログラム報告】センシング・ルーツ~自分の根源に触れる、真夏のリトリート~

今年のお盆は
最高のお天気の中
2泊3日のリトリートプログラム
センシング・ルーツを開催しました。



自分自身の根源(ルーツ)に触れ
自分が本当にやりたいことへとつながっていく為の
深く温かい場となりました。

今回はコーチ仲間であり、リトリート仲間でもある
Tomaruとの共催で、群馬県のみなかみ町で開催しました。

今まで1泊2日でのリトリートは開催してきましたが
2泊3日でのリトリートは自分としては初めての開催でした。

丸一日その場所に居続けることができる時間の余裕がある為
場や人により馴染み、余白が生まれることで体験が深くなることを実感しました。
2泊3日のリトリート、いいですね~~~

当日はこんなスケジュールでした。


1日目
■オリエンテーション&チェックイン&役割を降ろすワーク
■森林ウォーク&ソロ
■焚き火でふりかえり

2日目
■自分自身の過去に触れるワーク
■自分自身の内なるリーダーとつながるワーク
■火起こし&ソロ焚き火
■焚き火でふりかえり

3日目
■ソロの時間
■3日間のふりかえり&チェックアウト


まず初日は
丁寧なオリエンテーションからスタートです。



チェックインで、それぞれがこの場所にいる理由を話してもらい
チェックインからだいぶ場が深まっていきました。
場がそうさせるのか、メンバーがそうさせるのか、皆さん最初から深く自己開示をしてくれて、お互いいろんなものを感じながら、想いながら、抱えながら今ここにいることを確認しあい場がスタートしていきます。



そして、この3日間
役割を降ろしたり、手放したり。
日常とは少し違う、本当の自分として過ごす為の準備を整えていきます。



それから、標高1400mの奥利根水源の森を歩き田代湿原へと向かいます。
草笛を吹いたり、土や木に触れたり、植物の不思議に触れたり、生き物の進化について触れたり、森の循環に触れたりしながら、登っていきます。



意味や意図を手放し、考えるのではなく好奇心にまかせて森を楽しんでもらいました。
途中雨が降ってきましたが、ブナの森が雨をしのいでくれて、あまり濡れることなく目的地へとたどり着くことができました。





田代湿原についてからは、じっくりと自分と向き合い、自然に馴染む時間として
1人で歩く時間やソロの時間を過ごしてもらいます。
そこに少しだけハンドパンの音色を添えました。





1人の時間は短い時間でしたが
それぞれにいい時間を過ごせたようでした。



夜は焚き火を囲んで1日のふりかえりです。
1日過ごしてみて、それぞれが今どんなことを感じているのか。
率直に場に出していき、この日を終えていきます。


2日目は
奥利根水源の森ではなく、上野原というエリアで過ごします。
普段tomaruのメンバーが間伐などを行っている馴染みのフィールドです。

この日は1日この場所で過ごしました。



午前中は、森の中にあるものを活かしながら
自分自身の過去に触れる時間でした。

それぞれに過去の痛みや、過去に持っていた大切な何かを思い出し
それを今の自分とどう共にいるのか、そんなことを扱う時間でした。



もちろん「今」が大切で、「これから」が大切なんですが
誰しも過去の積み重ねが今の自分を作ってくれていて
良くも悪くも、その過去の自分とどう関わるのか、どう捉えるのかで、これからの過ごし方が変わってくるものだと思っています。
この時間は、そんなその人の根源に触れる、心地の良い時間でした。



午前中は過去の自分を扱う時間だったので
午後の時間は、人生の目的を最大限発揮する為の
自分自身の内なるリーダーとつながる時間を持ちます。



リーダーに出会えた人、出会えなかった人がいたみたいですが
その過程の中から、たくさんのサインを受け取っているようでした。



そして、この日の締めくくりは火起こしをして
ソロで焚き火をする時間です。

森の中の素材だけを使い、火を起こしてもらいました。
そして、普段自分が伝えている
火の赤ちゃんから火を育んでいき大人にしていく意識を持ってもらいながら、火起こしを楽しんでもらいました。



すぐに火がつく人、なかなか火がつかない人。
どっしりと構えてあまりいじらない人、不安になってすぐに火をいじる人。
それぞれの個性が出る、面白い時間でした。
原始的な火起こしは、着火剤を使ってつけるものとは違い、その素材をどう捉えて、その関りをどう作っていくのか、本質的な部分を理解していないとなかなか上手くいきません。
その辺りが、日常の自分自身とオーバーラップして深い気づきがあった人もいたようでした。



1人ひとりが起こした火を
最後には集めてみんなで火を囲み
一日のふりかえりです。



この1日は、それぞれにかなり心が揺さぶられたようで
とても深くて、長いふりかえりの時間になりました。
それだけたくさんのサインを自然の中から、そしてお互いから受け取り
自分自身のルーツに触れているのを感じました。


最終日の3日目
この日は、初日に行った奥利根水源の森へと向かいます。
途中の湧き水で飲み水を確保します。



今日はこの自然の中、一人で過ごす時間をたくさん取ります。
昨日までたくさん刺激を受け、心揺さぶられたものを、自然の中で一人になり、じっくりと自分の中で消化したり、味わったり、熟成させるような時間になりました。

ソロの時間をどんなふうに過ごしたのか、どんな気づきがあったのか
そんなことを話す共有時間は
いくら時間があっても足りないくらいたくさんのことを
それぞれに感じていたように思います。
そして、あっと言う間に終わりの時間です。



3日間のチェックアウトの時間は

問いとしては
「どんな自分で、どんな世界に帰りますか?」
みんな自分自身の奥底にある大切なものを、丁寧に言葉を紡いで出してくれました。



いろんなことを語ってくれる皆さんの表情は
初日とは全然違い、すっきりしている人が多いように思いました。
まだまだモヤモヤを抱えている人もいましたが、その語り口や表情は、根っこが深く地中に伸び、少しどっしりとしているように私には感じられました。

最後のチェックアウトの時間は
本当に、いつまでもいつまでも話していられるような
そんな心地の良い、ステキな時間でした。



この3日間で私の心に強く残っているキーワードとしては

日本のわびさび(簡素で欠けている事)
それを美しいと思える心。

自分の欠けていることを認めること。
互いに欠けていることを認め合えること。
欠けているからこそ美しいと思える心。

木が土に還っていく過程の曖昧さ

明確にわかりやすく定義することを求められる社会の中で、曖昧さも大切。
自分と外の世界の境界の曖昧さ
あやふやな部分をあやふやなまま置いておけたり、楽しめるような心の余白

他にもたくさんたくさん
はっとさせられる気づきや、発見がありました。
参加していただいた皆さんにとってはもちろん
私自身にとっても、良い時間を過ごすことができました。

参加いていただいたみなさん
そして一緒に場を創ってくれたTomaruのメンバー
そして、みなかみの自然に
本当に感謝しています。

心からありがとうございました。



最後に、少しお知らせです。

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こういった体験を、企業向けにも実施しています。

・チームや組織について本質的に向き合いたい方

・アウトドアでの研修やチームの関係性に興味のあるかた

・対話的文化を組織の中に育んでいきたいと思っている方

・社員一人ひとりの願いや主体性を大切にしていきたいと思っている方


以下よりお問い合わせください

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お問い合わせ

つなラボ(小原・遠藤)

TEL:025-747-7293

MAIL:info-n@wens.gr.jp

https://wens.gr.jp/niigata/


最後に個人でも参加できるイベントのお知らせです。

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■対話についてあそびながら実験し、考え、広げていく場

8月17日(木)19:00~21:15

対話を日常に!対話のあそび場

~音楽鑑賞を通して共に創る対話時間~

https://peatix.com/event/3601124/view


■リーダーの為の1dayリトリート

~自然の中で眠れるVisionを探求する~

8月26日(土) 9:00~16:00

https://peatix.com/event/3628881/view?fbclid=IwAR3Iehfmp9QmEeiBRUFkc-ZmwvVTGnHO9vy3B1rz2p2bttKA87_KYuPf6s4

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